ユークリッド原論をどう読むか(13)
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ユークリッド原論

第8巻
 
命題9ー2(かけあわせて平方数なら相似な平面数)
(構成.積が平方数の相似な平面数)
もし
 2つの
 互いにかけあわせて
 平方数をつくる
ならば、
 それらは相似平面数
 である。




 A、Bを2つの
とし、
 AがBにかけ平方数Cをつくる
とせよ。

 A、Bは相似平面数である
と主張する。

 Aが2乗してDをつくる
とせよ。
      [......(a)]

そうすれば
 Dは平方数である。

そして
 Aが2乗してDをつくり、
 BにかけてCをつくった

から、
 AがBに対するように
 DがCに対する
      [......(1)]

そして
 Dは平方数であり、
 Cもそうである

から、
 D、Cは相似平面数である。

それゆえ
 D、Cの間には
 1つの比例中項が入る。

そして
 DがCに対するように
 AがBに対する

ゆえに
 A、Bの間にも
 1つの比例中項が入る。

ところがもし
 2つのの間に
 1つの比例中項が入る
ならば、
 それらの2相似平面数である。

したがって
 A、Bは相似平面数である。

 これが証明すべきことであった。
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