ユークリッド原論をどう読むか(12)
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ユークリッド原論

第8巻
 
命題8ー25(3項立方数の比例の第4項)
(立方数は相似)
もし
 2つのが互いに
 立方数立方数対するをもち、
 第1の立方数である
ならば、
 第2の立方数
であろう。




 2A、Bが互いに
 立方数Cが立方数Dに対するをもち、
 Aが立方数である
とせよ。

 Bも立方数である
と主張する。

 C、Dは立方数である

から、
 C、Dは相似立体数である。

それゆえ
 C、Dの間には2つの比例中項が入る。

そして
 いくつの順次に比例して
 C、Dの間に入ろう
と、
 同じ個数
 C、Dと同じ比をもつの間に入る。

ゆえに
 A、Bの間には2つの比例中項が入る。

 E、Fが入る
とせよ。

そうすれば
 4つのA、E、F、Bが順次に比例し、
 Aは立方数である

から、
 Bも立方数である。

 これが証明すべきことであった。

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