ユークリッド原論をどう読むか(11)
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ユークリッド原論

第7巻
 
命題7ー32(数は素数か素数で割り切れる)
(素因数分解の一意性)
 すべての
 素数であるか
または
 何らかの素数割り切られる。



 Aをとせよ。

 Aは素数であるか
または
 素数割り切られる
と主張する。

そこで

もし
 Aが素数である
ならば、

 命じられたことは
 なされている
であろう。 

ところが
もし
 合成数である
ならば、

 何らかの素数
 それを割り切るであろう。

よって
2つの場合の結果から、 ]
 すべての
 素数であるか
または
 何らかの素数割り切られる。

 これが証明すべきことであった。
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