ユークリッド原論をどう読むか(13)
頁末          目次

ユークリッド原論

第9巻
 
命題9ー23(奇数の奇数和は奇数)
もし
 任意個の奇数が加えられ,
 それらの個数奇数である
ならば,
 全体も奇数であろう。




 任意個の奇数個の
 奇数AB,BC,CDが加えられた
とせよ。

 全体ADも奇数である
と主張する。

 CDから単位DEが引き去られた
とせよ。
      [......(a)]

そうすれば
 残りのCEは偶数である。

ところが
 CAも偶数である。

ゆえに
 全体AEも偶数である。

そして
 DEは単位である。

したがって
 ADは奇数である。

 これが証明すべきことであった。

      目次   頁頭