ユークリッド原論をどう読むか(11)
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ユークリッド原論
第7巻
命題7ー26(2数が2数に対して素の積)
もし
2つの数が
共に別の2つの数の双方に対し素である
ならば、
それらの積も
互いに素
であろう。

2数A、Bが
ともに2数C、Dの双方に対し素である
とし、
-
「数(について)・・・とせよ」は、
コメント4(命題7ー1)
参照のこと。
-
「互いに素な3個以上の数」は、
コメント(命題7ー24)
参照のこと。
現段階では仮想的である。
-
任意の数A、B
に対し、
数C[;;(互いに素)(A、B)]、
数D[;;(互いに素)(A、B)]
をとっている。
A;¬(互いに素)B
C;¬(互いに素)D
となっていても構わない。
AがBにかけてEをつくり、
CがDにかけてFをつくる
とせよ。
-
定義7ー16(かけるの定義)
による。
-
数E(;;=A×B)、
数F(;;=C×D)
をとっている。
E、Fは互いに素である
と主張する。
A、Bの双方は
Cに対し素である
-
命題の設定による。
-
(A、B);(互いに素)C
となっている。
から、
A、Bの積も
Cに対し素
であろう。
-
命題7ー24(2数に素なら積にも素)
による。
-
A×B;(互いに素)C
となっている。
ところが
A、Bの積はEである。
それゆえ
E、Cは互いに素である。
そうすれば
同じ理由で
E、Dも互いに素である。
ゆえに
C、Dの双方はEに対し素である。
-
前節、前々節の結果による。
-
(C、D);(互いに素)E
となっている。
したがって
C、Dの積もEに対し素
であろう。
-
命題7ー24(2数に素なら積にも素)
による。
-
C×D;(互いに素)E
となっている。
ところが
C、Dの積はFである。
よって
E、Fは互いに素である。
これが証明すべきことであった。
- 命題7ー26は、
任意の数A、B
に対し、
数C[;;(互いに素)(A、B)]、
数D[;;(互いに素)(A、B)]
をとれば、
A×B;(互いに素)C×D
のことである。
- 命題7ー26は推論用命題である。
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