ユークリッド原論をどう読むか(7)
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ユークリッド原論
第3巻
命題3ー29(弧が等しければ弦も等しい)
等しい円において
等しい弧には
等しい弦が対する。

ABC、DEFを等しい円とし、
それらにおいて
等しい弧BGC、EHF切り取られ、
弦BC、EFが結ばれたとせよ。
-
円ABC
に対して、
中心K.円ABC、
弧BGC.円ABC、
中心角BKC.円ABC、
点L[]、
円DEF[L,KA]、
点E[上.円DEF]、
点F(上.円DEF,同向側(EL,BK,C))、
線分BC、EF
をとっている。
BCは
EFに等しいと主張する。
円の中心がとられ、
それらをK、Lとし、
BK、KC、EL、LFが結ばれたとせよ。
-
公準1ー1
(作図.直線)
による。
-
中心K.円ABC、
中心L.円DEF、
線分BK、KC、EL、LF
をとっている。
そうすれば
弧BGCは
弧EHFに等しいから、
- 命題の設定
による。
-
弧BGC.円ABC≡弧EHF.円DEF
となっている。
角BKCも
ELFに等しい。
【・・・(1)】
-
命題3ー27
(弧が等しければ角も等しい)
による。
-
∠BKC=∠ELF
となっている。
そして
円ABC、DEFは
等しいから、
- 命題の設定
による。
-
円ABC≡円DEF
となっている。
半径も等しい。
そこで
2辺BK、KCは
2辺EL、LFに等しい。
しかも
等しい角をはさむ。
- (1)
による。
-
(BK、KC)=(EL、LF)、
∠BKC=∠ELF
となっている。
ゆえに
底辺BCは
底辺EFに等しい。
-
命題1ー4
(2辺挟角相等)
による。
-
BC=EF
となっている。
よって
等しい円において
等しい弧には
等しい弦が対する。
これが証明すべきすべきことであった。
- 命題3ー29は、
円ABC
に対して、
円DEF[;;=円ABC]、
弧EHF..円DEF[;;=弧BGC.円ABC]
をとれば、
弦EF.円DEF≡弦BC.円ABC
のことである。
- 命題3ー29は推論用命題である。
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