ユークリッド原論をどう読むか(7)
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ユークリッド原論

第3巻

命題3ー26(角が等しければ弧は等しい)
等しいにおいて
 等しいは、
 中心角円周角も、
 等しいの上に立つ。


ABC、DEFを等しいとし、
 それらにおいて
 BGC、EHFを
 等しい中心角
 BAC、EDFを
 等しい円周角とせよ。

BKCは
 ELFに等しい
 と主張する。

BC、EFが
 結ばれたとせよ。
そうすれば
ABC、DEFは
 等しいから、
半径
 等しい
そこで
線分BG、GCは
 2線分EH、HFに
 等しい
そして
Gにおける
 Hにおける等しい
それゆえ
底辺BCは
 底辺EFに等しい【・・・(1)】 そして
Aにおける
 Dにおける等しいから、
切片BACは
 切片EDFに相似である。
しかも
 等しいの上にある。
ところが
 等しいの上にある、
  相似切片
 互いに等しい
ゆえに
切片BACは
 EDFに等しい

ところが
ABC全体も
 DEF全体に等しい
したがって
残りのBKCは
 ELFに等しい
よって
 等しいにおいて
等しいは、
 中心角円周角も、
 等しいの上に立つ。
これが証明すべきことであった。
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