ユークリッド原論をどう読むか(13)
頁末
前
次
目次
ユークリッド原論
第9巻
命題9ー28(奇数×偶数は偶数)
もし
奇数が偶数にかけて
ある数をつくる
ならば、
その積は偶数であろう。

奇数Aが偶数Bにかけて
Cをつくる
とせよ。
-
「数(について)・・・とせよ」は、
コメント4(命題7ー1)
参照のこと。
-
A=奇数、B=偶数、
A×B=C
となっている。
Cは偶数である
と主張する。
AはBにかけて
Cをつくった
から、
CはAのなかにある単位と同じ個数の、
Bに等しい数から成る。
-
前節、
定義7ー16(かける)
による。
-
C=B+B+・・・+B(A個)
となっている。
そして
Bは偶数である。
それゆえ
Cは偶数から成る。
ところがもし
任意個の偶数が加えられる
ならば、
全体は偶数である。
したがって
Cは偶数である。
これが証明すべきことであった。
- 命題9ー28は、
A;奇数、
B;偶数、
のとき、
A×B;偶数
のことである。
- 命題9ー28は推論用命題である。
前
次
目次
頁頭